小さく生まれた赤ちゃんのママへ~早産児のQ&A


妊娠初期の胎児の成長と発達

妊娠初期は着床、胚、胎芽、胎児へと形態・機能とも多いく変化する時期です。

妊娠0~3週6日(妊娠1カ月)の胎芽

卵子と精子が受精し、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動し、受精後から約1週間後、子宮に到着し、子宮内膜に着床します。
この時期は胎芽と呼ばれる時期でタツノオトシゴような形をし、鰓や尾のようなものがみられます。
着床の頃の受精から6日目になると100個前後の細胞からなる胚盤胞となり、胚盤胞は絨毛におおわれ、胎脳や脊髄、心臓、血管、内臓などの器官を形成する組織も徐々にできてきます。
妊娠3週末では身長は約0.4㎝程度です。

妊娠4~7週6日(妊娠2カ月)の胎芽

胎芽の心臓は胎生1週末(妊娠3週末)には形成し、胎生2週(妊娠4週)には拍動を開始します。
胎芽の心臓は超音波画像診断でもその動きが確認できるようになります。
妊娠7週末になると頭と胴の区別が明瞭となり、手足の区別がつきはじめ、目や耳、口もしだいに形が整ってきます。
また、脳や神経細胞の約80%がこの時期につくられます。
妊娠3~8週は循環器系、呼吸器系、消化器系、神経系など各臓器が形成される重要な時期で、器官形成期と呼ばれます。
妊娠7週末の胎芽の身長は約3㎝で、鰓や尾は消失しヒトらしい形になってきます。

妊娠8~11週6日(妊娠3カ月)の胎児

胎芽は妊娠8週を過ぎると胎児と呼ばれるようになります。
胎児は、めざましく成長し、2頭身から3頭身になり、皮膚は硝子様透明で、皮下の血管や内臓が透けて見えます。
胎児の目は、眼球も完成し、まぶたも大きく成長し目を覆うようになり、鼻、あご、頬の骨ができ胎児の顔立ちははっきりしてきます。
妊娠8週に入ってくると、手足の指ははっきり分かれ、長く伸び、爪も生えてきます。
腎臓のはたらきも活発になり、おしっこをするようになります。
妊娠10週になると胎児は胎内で呼吸様の運動を行うようになり、超音波検査で観察することができます。
神経系が発達し、まだまだ原始的ですが皮膚感覚が生まれてきます。
妊娠11週末の胎児の身長は約9㎝で、体重は約20g程度に大きくなります。

妊娠12~15週6日(妊娠4カ月)の胎児

胎児の頭はピンポン玉くらいの大きさになり、皮膚に産毛が生え、皮膚は赤色を増す、しだいに不透明になってきますが、まだ皮下の血管は透けて見えます。
胎児の心臓は左右の心房、心室に分かれ心臓の機能が発達し、心拍動は活発になります。
脳は大脳、中脳、小脳、脊髄の形態が形成され、記憶をつかさどる海馬が形成されはじめます。
骨や筋肉も発達し、羊水の量も増加して回転したり、手足を動かすようになり指しゃぶりをするようになります。
羊水を飲み込んでおしっことして排泄するようになってきます。
内臓もほぼ完成し、妊娠12週ころになると嚥下した羊水から水分を吸収し、吸収されなかった成分を下部消内臓の形成はほとんど完成し、消化管も活発にはたらき始めるようになります。
外性器も発達し男女の区別がつくようになります。
妊娠15週末の胎児の身長は約16㎝、体重は約100gの大きさになります。